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2018/04/06 17:00

レイ・シュリマー初来日記念インタビュー&サイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント~敏腕プロデューサーのビジョンに上手くハマり込んだ兄弟ヒップホップ・デュオ

 20018年3月、Reebok CLASSICプレゼンツ【DMX GALA PARTY ~EVOLVE WITH THE STREET~】出演のためヒップホップ・デュオ、レイ・シュリマー(Rae Sremmurd)が初来日を果たした。

 2016年11月に、12週間首位を死守したザ・チェインスモーカーズの「クローサー」を破り、突如として現れたスリム・ジミー(兄)とスウェイ・リー(弟)の兄弟ヒップホップ・デュオ、レイ・シュリマーが「ブラック・ビートルズ feat.グッチ・メイン」で自身初の全米チャートでNo.1を獲得。今回Billboard JAPANはインタビューを敢行し、躍進の止まらない彼ら音楽や自身のヒットについて質問を投げかけた。

――2016年に「ブラック・ビートルズ feat.グッチ・メイン」が米ビルボード・ソング・チャートで首位を獲得したことで一気に知名度が上がりましたが、曲作るときにチャートに入ることも意識していますか?

スウェイ・リー:曲作りをするときは常にクオリティの高いものを作ろうと心がけているよ。他のアーティストよりも良い曲を作ろうとね。もちろん、ビルボードのチャートに入ることは最高なことだと思っているし、そりゃみんなビルボードで1位を取りたいと思っているさ。それに、クオリティの高い曲を作るということはチャートの上位に入る期待が高まることに繋がってくると思うんだ。でも自分たちが作った全ての曲が1位や2位を獲るとは思っていないね。「この曲は1位になってほしいな」と思うときもあるけど、常にそれを目指しているわけではない。クオリティの高いドープな曲を作ろうとしているだけなんだ。ただ、「ブラック・ビートルズ」が1位になったときは、本当に良い意味でショックを受けたよ。めちゃくちゃ嬉しかったね。他のアーティストの曲を差し置いて、俺たちの曲が1位になるなんて想像もしていなかったから本当にびっくりしたよ。それにこの曲が1位を獲ったことで、「不可能なことはない(Nothing is impossible)」と思えるようになったんだ。

――自身初の1位を獲得した「ブラック・ビートルズ feat.グッチ・メイン」は、マネキンチャレンジのBGMとして、ポール・マッカートニーが動画を投稿したことがキッカケで大ヒットとなりました。曲の歌詞にもポールの名前が出てくるように、この曲は“ビートルズ”と、自分たちを比較するという、ユニークなテーマの曲です。なぜビートルズなのでしょう?曲作りにおいてビートルズのようなロックを意識したのでしょうか?

スリム・ジミー:俺たちは元々、音楽的に幅広くやっているということもあるけれど、シャウトするような“もろロック!”みたいなのは曲は作れないと思う。そもそも、ロックな声をしていないからね。

スウェイ・リー:ただロックっぽいフィーリングは、曲を作っていてよくあるし、ステージでもジャンプしまくったり、モノを壊しちゃったりだとか、いわゆるロックンロールのライフスタイルを自分たちは体現していると思っているよ。そういった意味では、ロックのエネルギーを感じてもらえるんじゃないかな。もちろんロックにはメロディーがある曲もあるし、そういったものも好きだけれど、自分たちはそのロックの音楽をやっているわけではなくて、ライフスタイルとしてのロックを自分たちの音楽に取り入れているということ。そういった意味で、「俺たちがブラック版のビートルズだ」ということをこの曲で表現したかったんだ。

――なるほど。ちなみに、ビートルズの音楽は昔から聴いていたのでしょうか?

スリム・ジミー:もちろん!「ヘイ・ジュード」とか、あとはダンスっぽいのとかも大好きだよ。

スウェイ・リー:この曲がっていうのが出てこないけど、ビートルズのサウンドだったり、ヴァイブスが大好き。彼らの音楽を尊敬してるよ。

――チャートで1位を獲得したときもそうだったと思いますが、実際に「自分たちがヒットしている!有名になってきている!」と感じた最初の瞬間はいつでしたか?

スリム・ジミー:最初にそう思ったのは…そうだな、マイク・ウィル・メイド・イットが俺たちに声を掛けてくれて、一緒にツアーを回ったときかな。有名なラジオ番組「The Breakfast Club」にも出させてもらってね。そのときに「いつの間に俺たち、こんなビッグ・スターになっちゃったの!?」って思ったね。こんなにも物事が早く進むなんて思ってもいなかったよ。

スウェイ・リー:そうだね、マイク・ウィルに会った時は、スーパースターになった気分だった。あとは、自分たちのショーがソールドアウトしたときだね。ライブ会場で、「No Flex Zone」と「No Type」を歌ったとき、そこにいたファン全員が歌詞を全部覚えていて、「I ain't got no type~」って一緒に叫びながら歌ってくれたんだ。それを聴いたとき、「俺たちマジで成功したんだ!」と思ったよ。

――やはり2人にとってマイク・ウィル・メイド・イットとの出会いは大きかったんですね。

スウェイ・リー:あ、待って!それより前に自分たちがヒットしてると思った瞬間があったよ。あれは、アトランタの街をいつものようにドライブしていたときだった。ラジオから「次の曲は「No Flex Zone」です」と流れてきたときに、「え?俺たちの曲がアトランタのラジオでかかっちゃうの!?」って普通に驚いたし、自分たちが有名になってきていると気づかせてくれたね。

――2人のデュオネーム“Rea Sremmurd”は、反対から読むと“drummer's ear”となり、マイク・ウィル・メイド・イットのプロダクション<EarsDrummers Entertainment>にかけたグループ名となっていますが、これは誰の考えだったのでしょうか?

スウェイ・リー:その通り、“Rae Sremmurd”はマイク・ウィルのプロダクション名“Ear Drummers”を逆からスペルしたものなんだけど、元々、マイク・ウィルのビジョンとして“レイ・シュリマー”という名前があったみたいなんだ。そして、そのプロジェクトに自分たちが上手くハマり込んだと思ってもらうのが一番いいかな。アトランタにいた当時は、お金もなくて、ただベースメントで楽しく曲を作っているだけだった。8曲くらい出来上がったときだったと思うけど、マイク・ウィルが俺たちが作った曲を聴いて、「これは俺が求めていたプロジェクトにピッタリだ」ということになってね。お互いのビジョンが上手く重なったんだよ。そこで“レイ・シュリマー(Rae Sremmurd)”が生まれたのさ。

――その敏腕プロデューサー、マイク・ウィル・メイド・イットに認められたサウンドですが、基本的にはいつも一緒に曲を作っているのでしょうか?

スウェイ・リー:曲によって全然違うんだけど、ジミーが作った曲に俺が入ったり、俺が作ったものにジミーが入ってきたりとか。ジミーが丸々一曲作ったりすることもあるし、どちらかがバースをやって、どちらかがフックをやるとか。もちろん、一緒にスタジオに入って同じヴァイブスを感じながら曲を作り上げていくこともある。自然に曲が出来ていくんだ。

――2人は以前から好きな曲や聴いている音楽は同じでしたか?

スウェイ・リー:子供の頃から一緒に音楽を聴いて、一緒に音楽を作ってきたから、ほぼ同じ音楽・アーティストが好きだったね。それに家では、母親がオールド・スクールの曲をよくかけていたよ。プリンス、アース・ウィンド&ファイア、マイケル・ジャクソンとかね。だから無意識のうちに兄弟で同じ音楽を吸収していたから、同じものを好きになっていった。それに俺たちは、11、12歳くらいのときからFree Loopsとか色んなソフトウェアを使って曲を作ったり、マイクで音やヴォーカルに効果をつけてみたり、リリックにもこだわったり、そういった新しい実験的なことを子供の頃からよくやっていたんだ。

スリム・ジミー:それと、小さい頃はテキサス、ミシシッピ、メリーランドとか全米の色んな都市を転々としていたから、行く場所ごとにそこで流行っていた音楽の影響も受けたと思う。でも一番長いのはサウスのエリアだから、リル・ブージー、リル・ウェイン、スリー・6・マフィアとかがお気に入りだったよ。ただやっぱり、結局は2人とも同じものを好きになっていたね。


◎プレゼント情報
抽選で2名様に取材時に撮影したレイ・シュリマーのサイン入りポラロイド写真をプレゼント

<応募方法>
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※応募締め切りは、4月13日(金)正午となります。
※当選者の方には、@Billboard_JAPANよりDMを送ります。当選時に@Billboard_JAPANと@BillboardJP_INTをフォローされていない場合、当選は無効となります。

<受付期間>
2018年4月6日(金)~4月13日(金)12:00

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