【JAPAN HOT100 of the Year 2016】にノミネートした楽曲数は、AKB48は59曲、乃木坂46は51曲、欅坂46は15曲、そのうち100位以内にチャートインした曲数は、AKBは6曲、乃木坂は3曲、欅坂は2曲。一方、【JAPAN HOT ALBUMS of the Year 2016】にノミネートしたアルバムは、AKBが2タイトル、乃木坂が2タイトルで、アルバム・ポイント合計では乃木坂がAKBを上回った。また、ルックアップ(PCによるCD読取回数)でみると、乃木坂が8位、AKB 10位、欅坂35位と、乃木坂がAKBを上回る。
【JAPAN HOT100 of the Year 2016】にノミネートした楽曲は、それぞれRADWIMPS 32曲、星野源19曲、ONE OK ROCK 36曲、ピコ太郎4曲、そのうち100位圏内は、RADWIMPS 4曲、星野源2曲、ONE OK ROCK 4曲、ピコ太郎1曲だった。そして【JAPAN HOT ALBUMS of the Year 2016】にノミネートしたタイトルは、RADWIMPS 9タイトル、星野源4タイトル、ONE OK ROCK 7タイトルだった。
【JAPAN HOT100 2016 of the Year】にチャートインした4曲中、2016年リリースは1曲のみで、それ以外は全て2016年以前の曲だったONE OK ROCK。彼らが2016年に前出2アーティストよりも上回ったのは、ストリーミング5位、動画1位の2指標だ。これを牽引したのはNTTドコモCMタイアップソングとなった「Wherever you are」(2010年リリース)。本楽曲は、オフィシャルなプロモーションビデオがアップされておらず、この曲をBGMとして一般ユーザーがネットに動画をアップロードし、その視聴回数が大きく伸びたことが、他アーティストの動画アプローチと大きく異なる点だ。とはいえ、こちらも「所有」ではなく「接触」でライトユーザーを巻き込み、続いて「所有」がヒットを決定づけた流れが見て取れる。ピコ太郎「PPAP」はその極端な形だ。
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